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レーザー新世代研究センターでは独自の教育プログラムを設定しています。 これらのプログラムはレーザー研の学生のみならず、電気通信大学内のすべての生徒が受講可能です。 詳細は下記のリンク先を御覧ください。

創造力開発光学実験(ETL)

 本プロジェクトでは、これまでの “修士、博士論文を完成させる” + “講義を受講する” という大学院教育に加え、別軸である学生自ら開発した実験プログラムで学部学生を“教える” ことを取組みとしています。修士、博士論文の研究では学会発表、学会ジャーナル誌への投稿掲載などを目標として最先端の研究を経験させることで行なわれていますが、この体制だけでは、ゼロから問題を考え、目標を設定し、解決して行くという学生を育てるのには、必ずしも有効とならない面も持っていると判断しました。 そこで、この事業の “教える” では、最先端性をあまり求めない、むしろ、その研究分野外の人たちに自分の研究の基礎を教えるための実験プログラムを開発することを学生に行なってもらうことにしました。これには、

①模倣ではなく、自らが説明できる実験プログラムを作る経験ができる。
②他の人に“教える”ために分の研究の基礎や本質を的確に伝える必要があり、それを認識する。
③受講する学部学生から、必要となる知識(講義)の要求が出てくる。
④学部プログラム受講生は、次の年には自分がプログラムを作る立場になり、継続的な意識のつながりを持たせることができる。

などの利点があります。

実践的テクノロジスト育成(GenkaiT)

 最先端の研究で用いるハードウェアは、完成された製品・実験道具、ユーザーの操作に対してもfail safeまでつけられたブラックボックス的な装置が多くなってきました。 特に、事故を防ぐために、様々な安全性が検討され、事故に限りなく遭遇できない学生が技術者、研究者として、大学から一般社会に巣立って行くようになっています。 もちろん、事故はあってはならないものであり、無事故で全てを過ごせればそれに超したことはありません。しかし、高度なテクノロジストを育成する理工系の大学・大学院における教育では、 “危ないこと”や“限界点”を教えることも重要な要素であるべきと考えています。どこまでが安全で、どこからが危険か?また事故につながる予兆がどこに現れるかといったことを、 テキストや講義のみを通じて学生に実感として認識させることが困難なことも明らかです。身を以って体験した人間と、話や本から得た“知識”だけの人間とでは、 おのずと危機・限界に対する認識も違ってきます。そこで、この教育プログラムでは、いわゆる「限界」越えを体験さえ、 それを実験的に観測することで、危機を実感させることを目指すものです。