What is history?
電通大レーザーセンターでは1996年より新しく研究室に卒業研究生として所属した学部学生に対し、博士前期課程の学生が中心となって、自ら実験を考案して“教える実験プログラム”ETL(Elementary Teaching Laboratory)を行なってきています。これは、大学の正式科目でもなく、また、使用している実験器具等は、通常我々が研究で使われるものを、その時期だけ集結し、学生が利用できるようにし、ETLでの使用が終わると、また研究用に使われるという方法で行なってきました。(そのため、翌年度は使えない部品も多々ありました。)
このETLは、しかし、これまでに、他大学、他の公共機関、および企業の研究者に対しても受講する門戸が開かれており、平成17年度からは電通大COE「コヒーレント光科学の展開」プロジェクトに所属する研究室全体に対象を広げて行なわれています。
今回、「魅力ある大学院教育」イニシアティブに採択されたことを受けて、このプログラムを発展させ、正式科目への認定、オリジナリティを真に高めるための十分な準備期間と実験環境の整備、博士後期課程の学生を対象とする、より高度な最先端研究に実験プログラムATL(Advanced Teaching Laboratory)の開始を行ないます。