Last modified 2000/9/20

茅コンファレンス日程変更のお知らせ

 すでにお知らせしたように、本年度の茅コンファレンスは「光科学の新しい展開とその応用」と題して8月27日から裏磐梯にて開催の予定でしたが、本年4月頃から増え始めた火山性の頻発地震が8月中旬にピークに達し、それ以降の予測が困難であったため、一時延期して様子を見ることと致しました。
 その後、地震は沈静化し、8月16日の416回をピークに急激に沈静化し、9月上旬はせいぜい1日数回の日が続いているようです。
 この時点で、諸々の情勢を勘案して、新しい開催日を平成12年11月5日から8日までとし、同じ場所(裏磐梯大和ロイヤルホテル)にて開催することと決定しました。火山情報については引き続き注意を続け、変化があれば早急にお知らせします。万一再び活性化するような兆候があれば、無理をして決行するよりは来年に延ばして別の場所に移すことを考えております。
 たまたま日時を変更したためにご都合が良くなった方々も多いのではないかと考え、再度お誘いいたしたいと思います。現在60人程の方が登録済みですが、殆どの方が新しい日程でも差し支えなくご出席いただけるようです。また幸いにプログラムも大きな変更なしに実行できることになりました。皆さまのご参加を心からお待ちしています。

平成12年度茅コンファレンス事務局 kayacon@ils.uec.ac.jp
連絡先:電気通信大学レーザー新世代研究センター事務室
Tel: (0424) 43-5711; Fax: (0424) 85-8960


茅コンファレンスの由来(参考)
 茅誠司先生(1899-1988)は我が国近代磁性物理の父とされています。また、東北大学時代、東京大学総長時代などを通じて、一般社会の運動にも参加され、平和7人委員会メンバー、「小さな親切運動」の創始者としても知られ、戦後の我国の社会文化をリードされた方でもあります。
 「茅コンファレンス」は、先生の喜寿を記念して門下生による募金を基に設置されました。日本学術振興会に設けられた茅基金運営委員会によって、提案された課題の中からそれぞれの時点で適切なものを選んで、毎年1回の予定で開催されてきました。
 それぞれの時点で物性物理学に新たな活性を導入することが期待される課題について最先端で活躍しておられる研究者の方々にホットな話題を提供していただき、広い専門領域の著名な研究者の方々が大学院生や若手研究者とともに夏休みの数日を自然の中で過ごしながら、新しい学術的な展開を論じると共に、偉大な先駆者茅誠司先生を偲びつつ、学問や社会の過去・現在・未来を熱く語り合う場ともなっています。
 茅コンファレンスは、このようにして物性物理学を中心とした広い分野に新たな活気を導入し、専門分野や世代を超越して研究者間の交流を行うことによって、多くの優れた研究者の育成に貢献してきました。
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